白川の郷
大 森 恵美子
白川のにごれる酒を盃に
受けてしばしの夢を楽しむ
山なみをいくつ越えしか 葦の屋根
水さらさらと白川の郷
合掌と呼ばれし屋根の結び縄
年月重く神さびてみゆ
粗朶をたくけむり一筋のぼりゆき
合掌造りの内にくゆれり
山中のみどり濃き湯のゆけむりに
重ねし年もなかばとけつゝ