短歌
山 名 智 子
沈下橋渡りて町の温泉ゆに行きぬ独り住まいの義あ姉ね伴ないて
三十度越ゆる日つづくも暁の空に鰯いわし雲ぐも高く連なる
若き日の片手に余りし黒髪よ色褪せ乏し卒寿の近く
指にからむ白髪一すじ灯に透かしあまりの細さに独り寂しむ
投稿の追悼歌よみ未知なれど心に沁みる言葉に出遭う