「巻頭言」
雨
産業保健担当理事 吉 村 友 江
いったいいつからこの日照りは続いているのだろう。カンカン照りのもと、うつむいて立つアジサイの花は哀れであった。庭にむなしく打ち水をする自分と、この児島の地の利を考えて塩田王になった野崎武左衛門との差を改めて感じていたのである。
とその時、雨が、待望の雨が、大雨注意報が発令されてもこの地だけ避けて行ったつれない雨が、降ってきた。入室された患者さんと、文字通り手に手を取り合って、よくぞここまで互いに頑張ったネと、戦友のように互いに労をねぎらい合うのであった。
暑かったプロ野球のペナントレースにも少しづつ秋風が吹いてきた。我が家のひいきのダイエーホークスも、一時は今期も終わったかに思われた。千葉でのロッテ戦で、何と運命的救いの雨か、5連敗にピリオッド。10数年間後塵を拝してきた西武ライオンズに3連勝だ。(初優勝した去年でさえライオンズには負け越しているのだ。)まだまだパリーグはおもしろい。果たして世間の言うON対決なるか?
この医師会報がお手元に届く頃どうなっているのか、シドニーオリンピックも気がかりである。サッカーの解説を大島先生に、水泳の方を湯川先生に、マラソンを寺谷・大滝先生にお願いしたいものである。野球については吉村勲にダイエーの松中選手をクローズアップして解説してもらいたい。そして竹馬浩先生にシドニーとその周辺のお話が頂けたら最高である。どこにも行けずに、オーストラリア東海岸を縦断するオリエント急行(グレート・サウス・パシフィック・エクスプレス)の写真を眺めてため息をつく今日この頃の私です。
