今年はコロナ禍により、日常生活が大きく変化しています。現在第2波がなんとか過ぎようとしていますが、Go to Travel・Go to Eat等、さらにはシルバーウイークと重なり、街には多くの人の波が出来、コロナウイルス感染の確率が自然と高くなっております。
有効なワクチンもまだ開発中であり、マスク・手洗い等での予防しか身を守れない状態が続いています。そこへきてこれからはインフルエンザシーズンです。インフルエンザとコロナウイルス感染症は症状から鑑別することは困難な為、まずは予防可能なインフルエンザにかからないようにする事が大切です。
マスク・手洗いの励行に加えて、インフルエンザワクチンの接種が重要なコロナ対策にもなってきます。国の指針だけでなく倉敷市では65歳以上の高齢者へのインフルエンザワクチンの接種は今年に限り無料となる予定です。ワクチンは注射後2週間以上しないと効果が十分には発揮できませんが、その効果は約半年間持続すると言われています。
従って重症化しやすい高齢者の方は、できるだけ早急に、可能であれば10月中にインフルエンザワクチンの接種受けることをお勧めします。又、その後は岡山県からの補助もあり小学校低学年の児童から生後6ヶ月の乳児に早めにワクチン接種をするのが理想のワクチン接種の順番です。 インフルエンザワクチン接種の順番は前後することもあると思いますが、まず10月からは「Go toワクチン接種」です。
倉敷市連合医師会 会長 難波一弘
倉敷市連合医師会は、昭和63年4月に、倉敷市の行政区域内にある医師会が集まり設立され、医師会員の結束と行政との連携を保ちながら地域医療に貢献して参りました。そして平成24年4月1日に、より公益性の高い事業目的を定めた公益社団法人倉敷市連合医師会になり、新たな歩みを開始しました。2025年に向けて高齢化が急速に進みますので、地域では救急から在宅まで医療への要望がますます大きくなってくると思われます。市民の皆様へ質の高い医療を提供するため学術講演会を開催し、医師の医療水準の向上を目指し、また、倉敷市と連携して夜間急病診療事業や学校保健にも貢献して参ります。
倉敷市連合医師会は地域医療の要としての認識を会員がしっかり共有し、連携を深めながら日常診療を実践していく所存ですので、今後とも益々のご支援をお願い致します。
以下に今年度の事業計画を記載します。